特別になる冬でした。

続きます 序 冬の匂いが好き。それは彼女の口癖だった。最初はスルーしていたけれどあまりにも口にするものだからいつかその理由を聞いてみた。「なんか冬って寒くて鼻で匂い嗅ごうとするとツーン!ってなるじゃないっすか、あれが好きなんです。」それは冬の…